
QUANTUM
ムーアの法則の限界の先へ
大規模集積回路はムーアの法則に従って発展を遂げてきた。
しかし近年その発展にも限界が訪れ、量子効果が顕在化する領域を迎えた。
我々はそれら限界を超えうる新たな構造を持つ「非ノイマン型コンピューター」に焦点を当て、
これらコンピューターが産業の各課題をどのように解決するか?という疑問を知見の豊富なパートナーと共に研究し、
新時代のコンピューターを用いた社会実装と課題解決に貢献する。

非ノイマン型コンピューターの市場規模(2021)
非ノイマン型コンピュータの開発は日進月歩
非ノイマン型コンピュータには以下が挙げられる。
量子力学のメカニズムを利用した量子コンピューター
神経生物学に脳の構造を模倣する電子アナログ回路をもつニューロモルフィックコンピューター
生命分子にバイナリ情報を保存するバイオコンピューター
中でも量子コンピュータはハードウェア・ソフトウェア双方で盛んに研究開発が行われており、
商用利用可能なマシンの稼働しているなど既に市場はアクティブである。
Source: Quince Market Insights
$487.4M
Quantum Computing
$0.25M
Neuromorphic Computing
N/A
Bio Computing
各社Qubit数の比較
127
Qubits
IBM -Eagle-
Type : Superconducting
超電導素材を使った電極を絶対零度まで冷却し超伝導現象を引き起こすことで利用する。冷却方式やノイズの除去及びエラーの訂正などの課題がある。
32
Qubits
IonQ
Type : Trapped Ions
レーザー冷却によって熱運動を停止させることで高精度の量子情報を得る。また、量子状態の保持期間が超伝導方式に比べて長い。常温動作デスクトップなどが期待される。
5640 Qubits
D-Wave -Advantage-
Type : Quantum Annealing
ハードウェア内で量子アニーリングを引き起こす。組み合わせ最適化問題に特化している。格子状に並べた素子に対して、問題を解くためのパラメータとなる相互作用を設定し、基底状態から解を得る。
NISQとFTQC
NISQ
Noisy Intermediate-Scale Quantum Computer
量子化学向けのVQE
組合せ最適化向けのQAOA
金融シミュレーション向けのQAE
機械学習のQCBM
FTQC
Fault Tolerant Quantum Computer
N/A